ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< August 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
2007.10.22 Monday

集中することの意味

「弱法師」のテキストをつかったレッスンが続きます。
平岡クラスのテーマは身体と関係性です。テキストは使っているものの、注目する(役者がポイントとする)ところは、関係性であり、そこに存在する身体(キャラクターに要求されている状態での身体性)だといえます。
 ところが、テキストを持った状態でそれに意識を向けることは、技術的には高度だと思います。どうしても意識の中心がテキストに行ってしまうのです。そんな状態で、すわなち身体についての意識や、キャラクターについての造形や集中が緩いままでは、シーンを構築することはやはり不可能だと言わざるを得ません。これはテキストを持っているからということばかりが、理由ではないと思われます。例えば、「この場面ではここにいる人々は、この主人公にとても集中しているはず」という指示が与えられたとしても、「集中」しているように見えない(聞こえない)のは、おそらく集中している状態を身体的に捉え切れていないのだと思われます。
 演技の道は、簡単そうに見えてなかなか簡単には行かないものだと思います。次回が今期の最終回となります。もやもやしたことを振り払うように、イメージをダイナミックに持って、難しい劇世界に挑んで頂ければと思います。
平岡クラス071022
 
2007.10.15 Monday

台本が読めるということ。

平岡クラスはテキストを用いた練習を行っています。再三言うようにこれは演劇の練習としてはわかりやすいのですが、実はとても難しいのです。なぜ難しいかというと案外台本が読めていないからです。「台本を読んできてください」と平岡さんは再三言いますが「読んでくる」ということがどういうことかわからないのではないでしょうか。例えば「力関係に注目して読んで」と言われても、あきらかにピンと来ていない感じがしてしまうのです。もしくは「読めてるよ」と思っているふしがあります。
 演技は観念ではなく「具体的に行う行為」ですから、行為にできないぼんやりとしたイメージでは演技しようがありません。台本を手に持っているのも良くないのかもしれません。
たまたま、シニア劇団を指導されている村上さんの「台本依存症になってはだめ!」の言葉が思い出されました。
台本を離れて(もしくは完全に覚えて)関係性(人と人とがどうやり取りするとこのシーンは魅力的なものになるのか)に集中してやってみるのも手かもしれません。
2007.10.08 Monday

作品(戯曲)理解と演技

三島由紀夫が書いた近代能楽集から「弱法師」をテキストに使っての稽古が続きます。
講師の平岡さんが重視するのは、登場人物の「関係性」の変化です。力関係の変化と言ってもいいと思います。一つのことばによって、傷ついたり、はっとしたり、ぐうのねも出なくなったり。そうしたことが次の行為を生み、関係を変化させる訳ですが、そうなる為にはもちろん戯曲をよく理解しておくのも大切な要素です。 
続きを読む >>
2007.10.01 Monday

意識の変換

前からこのブログで、平岡クラスの講座内容について述べてきました。
取っ付きやすそうに見えて、実は難しい内容だ。という私の考えを言ってきたつもりです。
今回の講座を見ていてもそれを感じています。
 正直今回も、この調子でこのまま平岡さんの講座を受け続けても、演技が上手くなるかどうかが疑問な人が何人もいます。それは、例えば平岡さんの指摘を受けて、それなりに変えてやってみるものの、本質的になにも変えていない(変わっていない)からに他ありません。それは、平岡さんがおっしゃる「身体と関係性」ということと非常に密接なのですが、まずそれが「ピンと来ていない」ことが、最大の原因と思われます。つまり、セリフを言う以前に相手役と関係が取れていないのです。こんなことを書くと「馬鹿にするな!」としかられそうですが・・・。
 このクラスは初心者も多いので、できないことはもちろん何の問題もないのですが、平岡さんのいうことをよく聞き、今の考え(演技に対する思い込み)を変えてゆかないと、せっかくの時間とお金が無駄になるのではないかと心配で、ついこのようなことを書いてしまいました。
 今後のレッスンでは、特に初心者の方(できていないと感じている方)は、一度テキストを離れ、関係を取ることそのものに関するレッスンをしっかり行うことが、むしろ上達への早道と思います。
 このクラスは初心者向けとしておきながら、こんなことを書いて申し訳ないのですが、ぜひ成果をつかんでもらいたいという一心から出たことばとご理解いただければ幸いです。

 
 
 
 


2007.09.10 Monday

ことばの難しさ

「弱法師」を使った稽古が続きます。
さて、稽古を見ていて思うのですが、ことばによって「相手が変化しているか?(自分も変化しているか?)」を感じて下さい。という平岡さんのことばは本当に理解されているのだろうか?
または、理解できていないということが自覚されているだろうか?
 このテキストを使っての練習もいよいよ中盤です。
 平岡さんの指摘を身体で理解しようとすると、もやもやとした感覚が、だんだんクリアーになってくるかもしれません。
 さあ、後半の変化が楽しみです。
平岡クラス070910
2007.09.03 Monday

意識の共有

テキスト「弱法師」を使っての稽古が続きます。
今日のやり取りを見ていると、シーンが立ち上がってきそうなのがよくわかります。
平岡さんからも少し演出的な「こうしたみたら」といったアドバイスが出ます。
平岡クラス070903
続きを読む >>
2007.08.27 Monday

実験

テキスト「弱法師」を使っての稽古に入りました。
今日は1名(2名)が前に座って、その他の者と対面する形で読み合わせが行われました。

「(テキストに書かれた)やり取りをするのに、どのような場がいいか提案をしてほしい。その場合、舞台上でどう見えるか(舞台としての構成)を考えなくていい」とのこと。
まずはやり取りを探りながら(探る為の方法として、位置取りや、場を考えながら)このテキストを立ち上げてゆこうという意図だと思います。今後どうなるか楽しみです。

 ちょっと話は変わりますが、先週末韓国で演劇を見てきたのですが、むこうの俳優さんの上手さを改めて感じました。もちろん韓国の演技スタイルの好き嫌いはありましょうが、よく訓練されていて(若い俳優さんでも)演技者として基本的なことはちゃんとできています。正直、京都界隈の劇団の俳優さんと比べたとき、頑張らねばという思いを強くしました。
 外の刺激を受けることは大事なことだと思います。役者さんには、いいもの(演技)をたくさん見てどんどん刺激を受けてもらいたいものです。
2007.08.20 Monday

弱法師

今日から平岡クラスもいよいよテキストを使った内容になりました。
今回のテキストは三島由紀夫の近代能楽集から「弱法師」。
難しい内容ですが、しっかりやれば得られるものが多いのではないでしょうか。
続きを読む >>
2007.08.13 Monday

何かを生み出す瞬間

テキストを使ってシーンスタディーに入る前段階の練習として、即興を使ったエクササイズを行いました。
 今日行った即興は、脈絡の無い「セリフ」が書かれたカードの言葉をしゃべりながら指定されたシチュエーションを演じるというものです。即興の練習は、ともすると受け狙いの場当たり的な演技に落ちがちですが、今日の練習などを見ていると意図に近いいい即興ができてきているように感じました。だんだん理解が深くなってきたせいかもしれません。
平岡クラス070813
続きを読む >>
2007.08.06 Monday

ことばー感情ーからだ

本日から今期(8月〜10月)の平岡クラスが始まりました。
平岡さんのレッスンのテーマは「身体と関係性」です。
これはラボの講師をお願いして以来一貫して取り組んでいただいていることです。
冒頭で平岡さんは毎回同じことをお話しされます。関係性とは「相手役と自分との間に何が生まれるか」であり、そこから「感情」が引き出されるということです。身体とは、例えば「閉じた身体か、開いた(受入れる)身体か」ということです。
 今まではテキストを手がかりに、そうしたテーマに取り組んできましたが、5月からのクラスでは即興を用いたレッスンが加わり、ことのほか受講生に好評でした。今期もそのレッスンは行われそうです。
続きを読む >>
Powered by
30days Album