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2006.10.03 Tuesday

歩行と発声

「書く」こととと「歩く」ことの類似を評した者がいました。各々の行為の最中には、自分が今行っている行為の自覚が伴うことになるでしょう。その二つの動作の速度が比較的緩やかであるため、考える隙間が凝縮されているのでしょう。歩いてから考えるのではなく、書いてから考えるのでもなく、その行為の最中に、同時のものとして思考を働かせながら、行為を持続させることが可能のものとなります。書く行為になると、何かに対して思考を働かせることを目的として行為に踏みきる場合もありますが、歩く行為を、何かに思考を働かせることの目的として行為に踏みきることは少ないでしょう。歩く行為は、自然と考える行為へと誘うことができる可能性があるものになるります。ただ、ぼーっと歩く場合もあるでしょう。しかし、その行為には、思考する猶予が用意されています。思考する、とは正確ではないのかもしれません。論理的に物事を組みたてることではなく、思考するだけの隙間を与えられることから、自身の立ち位置を自覚するだけの時間を獲得できる、と言えるのかもしれません。だからと言って、自覚することで立ち居値に安堵して、居直ることもないのでしょう。歩く行為は、立ち止まらない行為でもあるため、歩行の最中に獲得した立ち位置は、立ち止まると脆くも崩れ去り、歩行することでしか更新されないでしょう。
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2006.09.19 Tuesday

役の身体感と興味を引く演技について

 内田さんのワークでは、テーマとしていることが「なるほど」と実感できるように提示されて、とても興味深いものがあります。
 今日のワークでは、ト書きに書いてある演技を行い、その後セリフを言うということを通じて、身体的(演技者の主観的な)リアル感と客観的な観客の興味にこたえる演技との違いを体感しました。
 ト書きが指定した演技は「ゆっくり起き上がって、座って何か考えている。首を絞められた時に流れ出したハナシルを手のひらでふく。・・・」というようなもの、演技者は首をしめられた身体感を感じ、まずはその身体に近づこうとした上で、ト書きに書かれた行為をしてみます。
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 それから、決めたセリフを口に出してみます。まずは「身体の状態にしたがってしゃべる」そして「身体の要求とはまったく違うところから声を出してみる」
 
 これを互いに見合って意見を述べます。「身体の状態に合わせてセリフを言っても、それが単調に感じることがある。むしろ、身体の状態を表す演技をみればそうしたことはわかるから、まったく違うところからの声の方が興味を引く。」という、講師の言葉を裏付ける意見に説得力がありました。
 演技におけるリアルさと、それと同時に観客の意識を引く演技という意識、このバランスが大切なのが良くわかります。内田さんは「普段の人間の行為だって、同時にいろんなことを考えたり、行ったりしているのだから、いろんな視点から人物を構築することで、厚みのある(興味をそそる)人間が表現できる」とおっしゃいます。受講生には、この意味をぜひぜひ体得していただきたいと思います。
2006.09.12 Tuesday

落語から学ぶもの

まずはウォームアップがてら、ボールを使って言葉のやりとりの変化を意識するワーク。
円になってボールを多様に受け渡してゆきます。ポイントはいかに単調にならないか。続いてボールの動きに言葉をあわせて、その変化をボールと一緒に相手に伝えてゆくワークへと発展させます。
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ボールの流れ(言葉の伝達)とそのリズム、強弱、変化を同時にすることはなかなか難しそう。ボールの受け渡しという物理的な動作もつくので、ポイントとなる変化や強弱流れのリズムにまで意識を向けるのはもうちょっと時間がかかるかもしれません。
 その後は前回に引き続き、落語のテキストを使って、そこから表現者がどのようにそれを「芸」として表現してゆくか。プロの落語家の実際の語りを見て検証する作業をおこないました。プロが実際にテキストの言葉を語ったビデオを見て、その「演技」に注目します。一流の落語家がもつ観客を惹き付ける「語り」の力には感服するばかりです。語りが「リアリティー」を伴って迫ってきます。それを意識的にじっくり見ることが、今期の講座のテーマでもある「リアル」を感じ、その本質を意識することにつながってきます。
 しかし、芸の道は長くて遠いものだと優れた芸を見て感じます。
2006.09.05 Tuesday

自分と違う語り

今日は身体のことは割愛して、声のウォームアップから始まりました。
写真は強い声を出すためのエクササイズ。
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回を重ねるうちにウォームアップも消化できてきているように感じます。

そして本題へ。前回に引き続き落語のテキストを使って「語り」へのアプローチを行いました。
テーマは自分の語りの幅をいかに広げてゆくか。
グループ毎に落語のセリフ部分をメンバーで分けて、本来一人で語るセリフを芝居のセリフのように語ります。
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 実際の落語家さんの語りをビデオでみて、その見事な語りを参考にしながら、自分が持っていない語りのバリエーションを掴むエクササイズです。間、スピード、強弱、高低。その絶妙な流れが会話を飽きさせないものにし、笑いを生んでゆきます。
落語家さんの語りと、受講生を比べるとやはり差は歴然。プロの落語家のすごさを感じさせます。
 しかし、セリフがなじんでくればきっとこつが見えてくる筈。受講生の語りがどんどん前に出てくることを期待したいところです。
2006.08.29 Tuesday

自分の言葉でしゃべる

いつものようにウォームアップから始まります。
教えて下さるエクササイズは非常に合理的で、実践的です。
写真は負荷をかけて強い声を導くエクササイズです。
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引き続き内田さんのテーマでもある「リアル」の感覚を体現するワークに移ります。
今日は落語のテキストを使って、そこでの会話を自分の言葉(自分の身体)で話すエクササイズとなりました。
グループに分けて、グループ内で現代劇のようにセリフを振り分けて「リアル」な会話にします。ポイントは本当に話すように、リズムや強弱を含めて、リアルな会話になること。会話がハマったグループではしっかり笑いも取れていました。
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2006.08.22 Tuesday

呼吸は嘘をつかない

内田クラスの2回目。
内田さんは「リアル」とは何かを考え、そして演技者が「リアル」を体感し、演技の幅を広げるレッスンを行います。それはとても興味深いものです。多くの劇団の練習ではこのようなレッスンはきっとしていないし、優秀な指導者がいないとできないのではないでしょうか。
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