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2009.08.10 Monday

細見クラス第2回(研修生によるレポート)

細見さんのクラスでは、表現の素材としての身体を意識化する作業が行われます。
例えば今日はイメージによって身体が変わるというワークを行いました。ひとりが横たわり、もうひとりが横たわったひとの頭をかるく持ち上げてみます。このとき、横たわったひとに、「頭が真空で羽毛がふわふわと舞っている」イメージをもってもらったときと、「頭にどんどんコンクリートが注ぎ込まれてゆく」イメージをもってもらったときでは、持ち上げた時の重さが全く違うのです。イメージを持つことによってここまで身体が変わるということがシンプルかつ明確に実感できたと思います。ストレッチもただ漫然と行うのではなく、イメージ・意識をもって行うと大きく変わってくるということです。
このことは、内的に起こることが身体を動かし、その身体が抱える内的なものが観るひとに確かに伝わるという舞台での身体につながってゆくと思います。
さて、そこに立つ自分の身体が観る人からどのように見えているか(どのような情報を与えているか)ということを行った前回に続き、今回は身体で相手と関係を持つことを行いました。
まずは背を向けたひとに声を届けることから。距離や方向を考えることもさることながら、そのひとにどうしてもその問いに答えてほしいという衝動を持つことも大切です。単純な声量よりも、相手の身体を「つかまえる」こと、言う前を大事にしてくださいということです。声量があれば聞こえますが、それで届くとは限りません。聞こえるけれど私に言っているのかわからない、意味が受け取れない、ということが起こります。言葉が聞こえる−届く−入るという言い方を細見さんがされていました。日常では意識しないことが多いと思いますが、その違いは確かに存在しますし、集中して聞いているとわかります。これは舞台でも同じことで、言葉が「聞こえる」だけなのか、ちゃんと「入って」いて関係が構築されているのか、そこに真実があるかどうかが問われるということです。
それから、相手に愛情を示す、相手を怒らせる……などの即興を行いました。短い一動作だけのところから、一手一手関係を積み上げるところまで。本能的に感じることを無視しないでください、先読みしないでください、と細見さん。例えば、愛情を示すという題が出されている、つまり相手の行為はそうしたいのだろうから、と、曖昧に受け取ってしまうと、そのやりとりは真実を失ってしまいます。その場で、その相手に、集中すること。これは今後も繰り返し戻ってくる原点だと思います。
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