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2009.02.12 Thursday

舞台俳優自立へのささやかな挑戦

京都に住んで、現代劇の俳優をして生活を立てるのはたいへん難しい事です。京都には時代劇の撮影所がありますので、時代劇の俳優さんはそれで生活ができたりしますが、現代劇の俳優さんはお金になる仕事がほとんどないので、多くが別に仕事をもったり、アルバイトをしたりしている現状です。
 しかし、京都には認められた現代劇の作家や演出家もいて、そうした方々の作品に必要とされる俳優のニーズがあるのもまた事実です。この『ラボ』は、俳優のスキルを上げる事で、そうした作品の向上に貢献し、同時に作品が売れる事で俳優に出演料などの目に見えるメリットが還元される事を願っています。そうすることで、技術を持った俳優であれば関わりたい作品で収入や評価を得て、そして自立できるという「希望」を作り出したいと思っています。
 人頼みではなく,自らもということで、アトリエ劇研が制作する下鴨車窓の公演では、出演者を広く公募し、公平にチャンスを与えると共に、できるだけ出演料を支払い(まずはテクニカルスタッフと同等を目指しています)すこしでも俳優活動の支援になればと考えています。この2月、3月に東京、名古屋で上演する書庫も出演者3名を公募、オーディションで選びました。それが適正かどうかはわかりませんが、まずはやらない事には変わらないという思いで、無理を承知で行っています。ですので、その成果をぜひ見ていただきたいのです。京都の中ではいい役者さんを選んでいるつもりですが、東京や名古屋ではどうなのか?もちろん「この程度の俳優にギャラを払うのはいかがなものか」という声もありましょう。逆に「もっと支援してゆくべきだ」という意見もあるかもしれません。もし「自分の方がいい役者だ」と思われる方はぜひオーディションにチャレンジしていただければ(作品も良くなるし)大歓迎です。こうしたことが環境改善に有効にはたらけばいいと願っています。
 ところで、京都では技術スタッフに比べて、技術のある俳優さんですら、あまりにも環境が恵まれていないと思っています。しかし、それはそれをあまりに口にしてこなかった俳優にも問題があるように思います。
 スタッフはキャリア3年足らずの若手でも「プロ」意識があり、(それだけ仕事もあるということですが)小劇団からでもギャラを取るし、その要求もしますが、俳優は残念ながら「出してもらえるだけでありがとう」みたいなことになっています。(俳優ではキャリア3年ぐらいでは到底ギャラはもらえないのですが)10年以上頑張っていて、実績もある人ですら同じ扱いでは、希望も失せてしまいます。
 もし自信があるなら(自分が出演する事で確実に観客も増えるし、作品の完成度も上がりますよということであれば)もっとそのことをアピールしてもいいのではないかと思います。そのほうが、ある緊張感が生まれて演劇状況にもいい影響を与えるのではないでしょうか。(プロデューサーとしては正直しんどいことにはなりますが・・・)
 

 
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