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2007.11.27 Tuesday

セリフを読むこと

平岡クラス071127
テキストを使った平岡さんの練習が続きます。
平岡さんと話すと、平岡さんは台本を「覚えさせる」ことに抵抗があって、あえて強く「覚えなさい」と言わないのだそうです。その理由は「言葉」を覚えてしまって、変わらなくなってしまう(演技が硬直化する)ことを避けるためだそうです。
 こうしたことは確かに良く見受けられることです。前から述べているように、シーンを生き生きしたものにする為には、日常当然行われているような、人と人とのやりとりがあたかも実際にそこで行われているようになされなければならないわけですから、「ことば」だけを暗記して、それを語ることに熱中してしまって、大事なやりとりがおろそかになることは決してあってはならないことです。
 ところが、一方で「台本を覚えてきて!」という指導者もいます。ただし、その「覚える」というのは「セリフを丸暗記してくきて」というのとはちょっと違います。むしろ「言葉そのもの」ではなく、そこでおこっていること、その登場人物が伝えんとしていることを読み解き、その状況を覚えるということです。平岡さんのエクササイズではその「読みとく」ということを丁寧に知らせようとしているように感じます。頭で内容はわかっているが、今ひとつ体現できていない人はもしかすると、「読む」感覚がわかっていないのかもしれません。

 さて、丁寧に読み解いて演技するのがいいのか、一言でもいいから覚えたセリフを使って、登場人物を体現するところから始めるのがいいのか、どちらが近道なのかはまだ何ともいえませんが、セリフへの意識よりも目の前にいる相手と関係を築く意識が大切なわけですから、セリフにしがみついてはいけないということは言えると思います。
 対人関係が苦手な人ほどセリフにしがみつきがちな傾向がありますが、そういう人こそセリフよりもむしろ相手と向き合うことをより大切にしたほうがいいと思います。
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