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2010.07.07 Wednesday

出会う

久々に「出会いのエチュード」というエクササイズ風景を見ました。なんどもこのブログで紹介している通り、これは二口さんの講座で頻繁に行われる練習法です。
何か演劇的なテクニックを訓練するというより、演技する人の意識を養う練習です。
二口クラス100707
とてもシンプルなのですが、ぱっと見て、ぱっとわかるような練習ではないなので、繰り返しの練習を必要とします。演技する人は即興で相手から感じられることに反応したり、能動的にしかけたりするため、演じるパートナーに対して高い集中度が求められるのですが、同時に観客に対する意識も求められます。予め何かを用意するのではなく、その場で生まれたものを信じて直感で演じることが大事なポイントです。
 演技者は演じている間「相手に対する照れや遠慮、もしくは抵抗感」「自分をできるだけ良く見せたいという自意識」「ありのままの自分をさらす気恥ずかしさ」といった演技を邪魔する、自分の内面的要素とも闘わなければなりません。「どうしよう」「何したらいいんだろう」という演技者の迷いは、そのまま、自分の内面的弱点を際立たせてしまいます。見ている方も「いつか見た、面白かった演技」といった、既成の感覚ではない、すなおで新鮮な心持ちで演技を見つめることが必要になります。
 たぶんこの練習で得られる最大の成果は「高い集中」の感覚を身につけられることではないかと思います。相手に対する集中、観客に対する意識を高め、自分自身への意識の度合いを無意識のうちに下げてゆく感覚です。刺激的で惹き付けられる演技とは、段取りと言う決めごとがあっても、常にこうした感覚を忘れないことから生まれるのだと思います。
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