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2010.06.17 Thursday

演劇ビギナーズユニット

先日からのブログでお伝えしている通り、この6月14日から19日まで『劇研アクターズラボ 選抜クラス』のカリキュラムに、他都市を拠点に活動している役者さんにもお越し頂きワークショップをシェアすると同時に、フォーラムなどにも参加して頂くという試みを行っています。
これは、地元を拠点に活動している演劇人(今回は特に役者さんに特化していますが)がまず顔を合わせて他の都市で頑張っている役者さんが何を考え、どうしているのかを知り合うこと。そして、これから地元の演劇をどう盛り上げてゆくかという話がしたかったからです。今ごく狭い範囲ではホットな話題の「劇場法」ですが、これができると、地域の拠点劇場には国からの補助がおりて、(可能性だけから言えば)地域にあっても演劇で飯が喰える時代が来るかもしれません。しかし、現実には人材や演劇ソフトは、東京に集中しているので、東京から人材がやって来て、その地方の劇場のあり方を担うということになりそうです。私は京都で活動しているので、地域の実感からすればなんとか人材を京都からも輩出したい、と思ってます。もしくは他の地域にあっても、やり方次第ではその地方独自の方法で、文化を発信できるのではないかと考えています。
そうした考えの原点にあるのが「演劇ビギナーズユニット」という事業です。この事業は1994年に始まり、今年で16年目を迎えます。京都市東山青少年活動センターが行うこの事業は、主催者の名の通り、「文化事業」という位置づけではなく「青少年の健全育成」が主たる目的の事業です。ところが、この事業からは多数の演劇人が育ちました。講師を務めた人の多くも、その後、各種の賞を受賞するなど幅広く活躍しています。
 いわゆる市民参加型の演劇事業とよく似ています。どんな天才も最初は素人なのだから、初心者がいい形で演劇と出会える場を作りたい、と考えたのがこの企画の始まりです。そして、同時に地元で頑張っている演劇人をそうした「未来ある初心者」に紹介したいという願いが込められています。予算もそうかからないので、こうした事業は他都市でも十分実現可能なものです。ところが、こうした育成・普及型の事業でも企画する人材がいなければ、似て非なるものとなってしまいます。多額の予算をつぎ込み、東京から「先生」を招いて行う事業では派手さはあるものの、結局長続きせずしかも地元にもたらすものも一過性のもので、本質的な人材育成にはつながらない場合が多いと感じています。
 今回他の町から来られた皆さんには、ぜひその重要なポイントをつかんでいただき、そしてどんどんまねてこうした事業を普及、継続してもらいたいと思っているのです。たぶんたった一人自分が当事者となって頑張る人が出れば実現できることです。今回のメンバの中から、そんな人が出ることを心から願っています。
ビギナーズ見学100617
(事業に関する説明を聞いている所)

ビギナーズ見学100617-2
(講座見学風景)
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