飛行機だ!
いよいよ一般コース田中クラスも最後です。
やってきたことは同じことの繰り返しでした。しかし日に日にプラスαがあり同じことでも精度が上がり作品としてでも見れる部分もできてきたのではないでしょうか。
ライフワークとしてもっと続けていったらいいのにと思える内容でした。
今までやってきたことはさほど難しいことではなく誰にでもできることを丁寧に丁寧に積み上げる作業です。一回一回新たな要素が加わり(例えば2人でやっていたことを3人でやってみるや体を使ってやっていたことを言葉を使ってやってみることなど)受講生一人一人が何かを発信しそれを各受講生が自分で加工し、また新しい何かを生み出す。その生み出されたモノにそれぞれがワクワクし感動する。そんな現場だったと思います。
いろんな音で試してみよう
今回は技術的な説明と同時に、プランやオペレーションにも時間をさき、総合的に音響の仕事を体験してもらうワークショップになりました。
前半は機材の説明。そして次には仕込みの体験、続いて後半は2グループに分かれて、テキストを基に音響プランをたて、それを実際にオペレーションして短い朗読劇を完成させるというワークとなりました。受講生はほとんど初心者でしたが、意欲満々の取り組みで集中も高いいいワークとなりました。最後にはコードの撒き方の練習をして終わりとなりましたが、スタッフ講座一連のシリーズを締めくくる充実のワークショップとなりました。
素敵な舞台に立つための大道具講座
今回から劇研アクターズラボの一環として実施されます。
この講座では「実践に役立つ」大道具の知識や技術の習得を目指して、「よく使う」「すぐ役立つ」内容を取り扱っています。今回も基礎的な用語の説明、尺貫法の解説から始まり、舞台組の実技、パンチカーペットの貼り方。パネルの立て方、幕吊り、振り落としなどシカケの解説など、小劇場の舞台における、仕込み、バラシにすぐ役立つないようでした。
こうした基本的なことは、知らないと仕込みの現場で「役立たず」となってしまいます。たいがい仕込みは時間の無いもの。現場ではいちいち教えてもらえない基本的なことをきちんと学べば、きっと仕込みの戦力になることでしょう。そして安全な作業になること間違いありません。
体を目覚めさせる
いつものように、自分の体を見つめながらするストレッチ。そして、2人ペアになって肩から背中をマッサージしました。
続いては、これも2人ペアで、少し隙間をおいて手を合わせ、相手の動きと自分の動きを感じ取りながらそろえて手を動かすワーク。相手の動きを「読む」というよりは、「感じる」という言葉がぴったりくるようでした。同じものを次は全員で輪になって。全体をみて、まわりの空気を感じる。動きがひとりひとりに伝動して、不思議なダンスのような動きが生まれました。
次は、子供の頃よく遊んだ「手あそび」のワーク。2人で「ウンパ・ウンパ・・・」とリズムに乗りながら手を合わせるものや、一方の手を「グーチョキパー・・・」と動かして、そっちが負けるように同時にもう片方の手も動かす一人じゃんけん。
子供の頃は、簡単にやっていた記憶があるのに、今やってみるとなかなか思う通りに動いてくれません。
そういうややこしい動きでなくても、寝転んでリラックスした状態で、神経を集中させて足の指、膝、手の指・・・体の一部分だけを動かすという極簡単なようなことも、すぐにはできなくなっていて、なんだか自分の体ではないような気になってしまいました。
固まってしまった体をほぐして、本当の自分の体を目覚めさせるために、日常的に自分の体をほぐして声をかけて、いたわってあげること。時間のかかるリハビリのようなものだけれど、とても大事なことですという二口さんの言葉に、日頃どれだけ体のことをほっておいてるかが身にしみました。
次回はいよいよ、最終回。
今日はお預けだった「なすづくり三丁目」も気になります。
そして、一人じゃんけんは、次回までの宿題です。
オファー
今日スペースイサンで一般コース田中クラスの講義が行われました。
目の前にいる人を自分の身体を使って動かす。
今このクラスでは言葉を使わずに相手に何かを伝えるという作業が行われています。
言葉を使わずに表現しようとすると急に攻撃的になったり、相手に触れようとしたりと普段とは違った行動を取るのが面白いですね。さらに通じていないのに繋がっていたりもします。
人と人が何か同じものを共有することによって生まれる喜び。しかしさらに高等な伝達をしようとするとたちまちつまずいてしまう。
これは英語が苦手な私が外国人と話す時と似ている。多分本能的な動作は皆共通言語として備えているんだろう。『お腹が減った』『好意』『敵意』など。
でももっと細かいことや詳しいことを伝えたくて言葉ができたんだろう。そういった進化させなければ対応できない可能性がこのクラスでは感じられます。今、受講生がぶつかる身体言語への壁。
残り1回の講義で越えられればいいのですが・・・
制作講座
京都を本拠地に全国的な活躍を見せる劇団「MONO」の制作をしておられる垣脇さんを講師にお迎えして、手の届く範囲でできる「企画」についてのワークショップを行いました。
まず、制作の仕事についての説明がなされ、続いて受講生がグループに分かれて企画のシュミレーションを行いました。分かれたグループ毎架空の劇団を立ち上げ、その旗揚げ公演を行うという設定で、劇団名、上演する演目、上演会場等を決めてゆきます。
そして次にその公演の予算書を作ります。講師からはそれについてのコメントがなされ、
たいへん実践的で具体的なワークとなりました。
ダイジェスト版ではありますが、制作のお仕事の一端を肌で感じて頂けたのではないかと思います。
私の想いとあなたの想い
ラボ一般コース田中クラスも残すところあと3回。今日の出席率は高いです。人が多いとそれだけで嬉しくなりますね。
田中クラスでずっとやってきていることですが相手の動きをみて自分の動きを合わせ、さらに発展させる。
さすがに慣れてきたのか皆の発想に感心させられています。
中には頭を使わずに相手の動きに合わせて発展させるのですがどうしても頭で考えてしまう人もいるようですが全体的に成長がみられます。
このワークは相手をよく見て観察し自分の身体を相手に合わせていくことが要求されます。また自分の動きも相手が合わせてくれるので自分から相手に要求を出すこともできます。相手に要求を出しても必ず受け取ってもらえるわけでもなくどうすれば相手がわかってくれるかを考えて動かないと伝わりません。伝えることは相互コミュニケーションであることを再確認できたと思います。
人と人とがひとつの塊になる。そんな風景がクラスで展開されています。どこまでいくのか?残りは2回ですがとても楽しみです。
セッション!
体を使って音や声を出したり、周りにある物を使ったりして、
それぞれ違う音とリズムを鳴らします。
最初のうちは、恥ずかしさも感じましたが、何回かやっていくにつれて、
だんだんと本性を出していく受講生の皆さんを見ることができました!
それぞれがめちゃくちゃな音を出しているのに、
みんながノリノリでお互いの音を聴き合っていると、
自然となんとなく音楽のようになっていておもしろかったです。
一人が指揮者をしたり、
二人がセッションして他の人がその音にあわせて動いたり・・・
いろいろなパターンでセッションをして、
今日はよく動くハードで熱いクラスとなりました。