2006.09.26 Tuesday
丹田(たんでん)
今日は講師の内田さんが海外出張でお休みでしたので、代講として田中春菜さんにワークショップをしていただきました。
田中さんはアメリカで4年間演技と演劇を学び、京都造形芸術大学の大学院でさらに演劇を研究し、能楽の師範でもあるかたです。西洋の演技トレーニング法を基にしたワークショップの技術を持っています。
本日のメニューはおへその下10センチぐらいのポイントいわゆる「丹田」の意識を高め身体を整えるワークを1時間した後
表現のワークに進むというものでした。丹田への意識は身体を自由に動かすのに大変役立つのだそうです。1時間のワークを受けた後の傍目に見える身体の変化(すっと背筋がのび存在感が増した)はその言葉を裏付けるように感じました。
その後1時間は「かなりレベルが高いワークをしてみた」という田中さんのお言葉の通り、なかなか捉えづらいワークをおこないました。
田中さんはアメリカで4年間演技と演劇を学び、京都造形芸術大学の大学院でさらに演劇を研究し、能楽の師範でもあるかたです。西洋の演技トレーニング法を基にしたワークショップの技術を持っています。
本日のメニューはおへその下10センチぐらいのポイントいわゆる「丹田」の意識を高め身体を整えるワークを1時間した後
表現のワークに進むというものでした。丹田への意識は身体を自由に動かすのに大変役立つのだそうです。1時間のワークを受けた後の傍目に見える身体の変化(すっと背筋がのび存在感が増した)はその言葉を裏付けるように感じました。
その後1時間は「かなりレベルが高いワークをしてみた」という田中さんのお言葉の通り、なかなか捉えづらいワークをおこないました。
2006.07.18 Tuesday
動機が起こる感覚
平岡クラスの最終日。
ずっと継続してきたシーンスタディーを締めくくり、最後にシーンスタディーと離れたワークを二つ行いました。相手と関係を取りながら「相手を椅子に座らせるワーク」と詩を読みながらその情景を演技で再現するワークはシーンスタディーを完成させる上で必要な要素が含まれたワークでした。詩の情景を再現する訓練のポイントは、「自分がそう決めた時(行動に通じる動機がはっきりした時)の身体の変化を意識化する」ことで、こうした細やかな意識の集積が、ひとつのシーンにつながるということを感じさせます。
平岡さんがずっと行ってきたことは「基礎訓練」であると平岡さんも話されています。
しかし、その基礎が難しい。平岡さんが言う「関係をいかに作るのか」に対してまだ受講生の多くが身につける「過程」にあると思いますが、今回の体験(ワーク)が演技熟成のモトになってくれることを期待したいものです。
ずっと継続してきたシーンスタディーを締めくくり、最後にシーンスタディーと離れたワークを二つ行いました。相手と関係を取りながら「相手を椅子に座らせるワーク」と詩を読みながらその情景を演技で再現するワークはシーンスタディーを完成させる上で必要な要素が含まれたワークでした。詩の情景を再現する訓練のポイントは、「自分がそう決めた時(行動に通じる動機がはっきりした時)の身体の変化を意識化する」ことで、こうした細やかな意識の集積が、ひとつのシーンにつながるということを感じさせます。
平岡さんがずっと行ってきたことは「基礎訓練」であると平岡さんも話されています。
しかし、その基礎が難しい。平岡さんが言う「関係をいかに作るのか」に対してまだ受講生の多くが身につける「過程」にあると思いますが、今回の体験(ワーク)が演技熟成のモトになってくれることを期待したいものです。
2006.06.27 Tuesday
互いを感じ合う
「ハムレット」のテキストをつかったシーンスタディーがどんどん深くなってきています。みなさんまったく飽きることなく、有名な尼寺のシーンに取り組みます。
この場面はさすがに取り組みがいのあるシーンだけにむずかしい。
どうしてもセリフをしゃべってしまい。意識が相手への感覚やそれ以前にキャラクターが備えていなければならない背景や、身体に向いてゆかないのです。
平岡さんいわく「セリフをしゃべっていると芝居している気になってしまう」。まさにその通りだと思います。
次回はシーンスタディで演じる受講生が決まっています。1週間の自主練習の成果を期待したいものです。
この場面はさすがに取り組みがいのあるシーンだけにむずかしい。
どうしてもセリフをしゃべってしまい。意識が相手への感覚やそれ以前にキャラクターが備えていなければならない背景や、身体に向いてゆかないのです。
平岡さんいわく「セリフをしゃべっていると芝居している気になってしまう」。まさにその通りだと思います。
次回はシーンスタディで演じる受講生が決まっています。1週間の自主練習の成果を期待したいものです。
2006.06.20 Tuesday
相手に反応する
今日もマッサージ、ウォームアップから講座は始まりました。「身体を開く」ためのエクササイズのあと、シーンスタディの開始です。
これまで、いろいろ説明を受けて「考える」ことが中心になってきていた受講者のみなさんですが、頭で演じるのではなく、体で演じることを目指すために「考える」ことが大切なのだ、というアドバイスに気持ちが新たになったのではないでしょうか。
今日もポイントは「居心地・目的・作戦」です。みなさんいろいろ作戦をたてて、シーンに臨まれていましたが、その相手の作戦に「反応」することが難しいようです。
作戦を立てるときも、相手がいかに次のセリフを言えるようにするかが重要なんですね。
後半の「尼寺」のシーンは「どうオフィーリアに聞かせるか」がポイントですよ。
これまで、いろいろ説明を受けて「考える」ことが中心になってきていた受講者のみなさんですが、頭で演じるのではなく、体で演じることを目指すために「考える」ことが大切なのだ、というアドバイスに気持ちが新たになったのではないでしょうか。
今日もポイントは「居心地・目的・作戦」です。みなさんいろいろ作戦をたてて、シーンに臨まれていましたが、その相手の作戦に「反応」することが難しいようです。
作戦を立てるときも、相手がいかに次のセリフを言えるようにするかが重要なんですね。
後半の「尼寺」のシーンは「どうオフィーリアに聞かせるか」がポイントですよ。