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2011.06.23 Thursday

新ホームページできました。

 劇研アクターズラボの新しいホームページができました。
ラボの情報をよりわかりやすくお伝えできるようになります。
こちらからアクセスして下さい。
8月からの講座募集も始まりましたので、奮ってご応募ください!!
2011.06.20 Monday

ラボ+正直者の会/20回目

 これまで作られてきたいろんなパーツが
つながったり離れたり、実験のような作業。

体はその時によって変わるし、
以前見たものとはまた違う雰囲気になる。
やるたびに化学反応のようなことが起こります。
田中さんの頭にあるイメージをどう体現していくか、
まだまだ手探り状態です。

ダンスみたいに体を使うシーンもあるのですが、
体を使いながら、意識しながらお芝居をするのはとてもむずかしい。
けれどとても大切な基本。
言葉と動きを体の中でつなげるために、
まずはテキストを覚えることが課題になりそうです。

そして最後の最後に面白い発見が!
これはうまくいったらかなりおもしろいことになりますよ。
日々進化しています!
2011.06.13 Monday

ラボ+正直者の会/19回目

 このメンバーが集まって、はや5カ月。
だんだんと打ち解けてきて、とてもいい雰囲気の中
創作が進んでいます。

終盤の、即興で動きながら言葉をつなぎ合わせていく作業。
言葉と動きの受け渡しがとめどなく流れて、
田中さんはじめ、受講生のみなさんにも新しい発見がたくさんあったようです。

この作業をみていて、
演劇ってコミュニケーションから生まれるのだなと
改めて思いました。
日常とは違う環境/関係の中で作られるものだけど、
相手がいてこそ生まれる奇跡的な瞬間。
ひとつひとつが面白くて、可能性が計り知れません。

これがどう公演に結びついていくのか、
まだまだシーン作りは始まったばかりです。

上田千尋
2011.06.07 Tuesday

瞬時に反応

 以前はテーマを決めていなかったので、非常に幅広い範囲の演技訓練を行っていたのですが、今年から方針を改め、より効果的に(訓練の成果が出やすいように)テーマを設けてそうした課題に的を絞ったワークショップとなっています。
 今回の二口さんのクラスは「相手と瞬時に反応できる技術を身につけること」がテーマです。
初心者にはわかりづらいことかもしれませんが、演技は自分が何かを起こすというより、相手のアクション(言葉だけでなく、仕草や、ときには雰囲気、表情なども含めて)そうしたものに対してのリアクションから生まれてきます。
続きを読む >>
2011.05.28 Saturday

あらかじめ決めないこと

5月24日のラボの様子をお伝えします。担当の伊藤です。

この日は、まずバレーボールラリーから行いました。30回ぐらい行くようになったでしょうか。その後、手と手を合わせての即興ダンス。また、様々な音を発して、その音に即時的に反応していくゲームをしました。

手と手を合わせての即興ダンスですが、これが見た目以上に奥が深い事が次第に分かってきました。相手との攻守のバランスが非常に重要です。相手に何かをさせたいのか、相手に何かして欲しいのか。二つの欲望が渦巻きます。参加者の組み合わせによって、全く違うものが立ち上がるのです。誰一人として同じ人間がいない、といった当たり前の事を改めて思い知らされます。

その他にやったものとしては、二人の人物が舞台中央に歩いていき、すれ違い、すれ違った後に何を思い、どう動くか、といったものです。これはかなり無茶ぶりに近いかもしれませんが、この課題にどう向かっていくのかを見るのは、本当にみていてワクワクします。何を思いどう動くか。ある意味究極の課題と言っても過言ではないと思います。しかし、この課題に正解は一つも無いでしょう。個々の俳優の心の現れが、複雑な回路の果てに行動として見えてくる。言葉ではよく分からないでしょうから、参考までに前回の様子を動画としてアップします。今後も可能な限り、動画をアップして、どういったワークショップがおこなわれているかお伝えしていきたいと思います。


2011.05.27 Friday

劇研アクターズラボ+烏丸ストロークロック 公演チケット予約情報


劇研アクターズラボ+烏丸ストロークロック〜ハナレズ〜
『アーカイヴ定吉・1950』公演チケット発売開始しました!
2011. 
7.16(土)          19:00〜
         7.17(日)          14:00〜      19:00〜
7.18(月/祝)     14:00〜
@アトリエ劇研 +++++++++++++++++++++++++++      
2011.05.27 Friday

全体像が見えてきた

ラボ+烏丸ストロークロック




5/25
今回は、今までのシーンを通してやりました。
『異邦人』参加者の方も来ており、気合が違ったようです♪


通せたことで、皆それぞれに感情のつながりが掴めた様子で、
自主練習の多さが、しっかりとあらわれていました。
実際、とても面白いものになっていました!


柳沼さんから、
「芝居が身に落ちてきている。おもしろかった!」
と。



今回で、かなり自信がついたと思います。
残り一か月半、さらにいい作品になって本番を迎えると思います。

皆様、是非是非観に来てください。
チケットのご予約はお早めに!

沢大洋 


練習後、今日の出来栄えを話し合うメンバー
2011.05.26 Thursday

攻撃的な舞台上で


ラボ+正直者の会




5/23
3年目の田中遊さんのクラスです。


今回は、二人組になり、
一方が音を発し、もう一方がそれに合わせた体の動きをするというのをやりました。


音の出し方だけでいつのまにかストーリーができ、演劇として成立するものになってしまいます。
とても興味深い体験です。



その後、いつも通り台本を元にした稽古。
今回は皆攻撃的で、いろんなアイデアを舞台上に出し、より面白い時間になっていたように感じました。
自分も少し、舞台上を横切ることがあったのですが、
その攻撃的な空気にあてられてか、
体が疼くような感覚で、自ら表現したくなるような雰囲気を感じました。

そんな舞台に立っている出演者を、とてもうらやましく思います。

沢大洋



 
2011.05.24 Tuesday

感情が高まる。

 ラボ+烏丸ストロークロック。



5/21
劇研での稽古。

演出の柳沼さんが、ハナレズの前に大きい公演を控えているため、
六月はなかなか稽古できません。ということで急ピッチで練習が進みます。


今回は、ひとつ山場となるシーン。
それぞれのキャラクターが感情を高ぶらせる場面です。

大胆に攻めないと迫力が出ません。しかしこの作品はいつでも繊細さが要求されます。



最初、少々苦戦。
という印象でしたが、すぐのびました。
こういう場面でこそ積み重ねてきたものが生かされます。
大事に全員で積み重ねていっています。

小道具・衣裳も揃いだし、よりイメージが膨らむ時期です。

何回化けれるか。
に、かかっています。

沢大洋



2011.05.20 Friday

フラットな関係からの飛翔

二口ラボ担当の伊藤です。5月17日(火)ラボの様子をお伝えします。

今日はお休みの方もおり、最初は二口さんと参加者の人が二人でバレーボールラリーでした。二人でやったので、68回もいきました!でも、その分二人はヘトヘトです。長い間床に転がって、身体を休めてから、ある程度メンバーが揃ってきました。そして、二人ペアになって、身体のもみほぐし、マッサージタイムです。一人でやるよりも、他の人にやってもらう方が何倍も気持ちよいです。それはなぜなのでしょう。その時に二口さん曰く、「自分以外の誰かに身体を振れてもらう事で、自分の身体の輪郭がいつも以上に意識できるなぁ」。確かにそうですね。自分で自分の身体に触れる時、可動範囲をどこかで設定してしまいます。しかし、本当の可動範囲は別にあるはずですし、ある一点を圧迫される事で、全体的な輪郭が見え始めます。ぼんやりしていて線が明瞭な線になるような感覚です。身体と外を隔てる境界について、考えれば考えるほど、面白い発見がありそうです。是非皆さんも稽古場やお家で誰かを捕まえて、身体をほぐし合ってみて下さい。そして、できれば是非ラボに参加して頂いて、広い空間で身の境界を体感してみて下さい。

さて、後半は即興ゲームでした。今回のテーマが即興的に相手に反応していく事ですので、必然的に即興ゲームは増えてきます。この日やったゲームは、相手に何かをさせる、というモノです。即興的に何かを仕掛ける事は、日常的な関係性(フラットな関係性)から発展させる事はなかなか難しいのですが、さすがに参加者の皆さんが突然即興的に、積極的に動く事も無く、だらーっとした時間が少し流れました。参加しながら思ったのですが、私もやはり日常的な関係性から始めようとしてしまっていました。現代人が即興的に何かをする時に、どうしても虚構への一歩を踏み出す事を、少しためらいます。しかし二口さんは敢えて厳しく言います。「相手に何かをしたいという事は、相手も何かをして欲しいと思ってそこにたたずんでいる。即興ゲームの中で、積極的に何をしたって良い。頭で考えれば、身体がダラダラと停止状態に近くなってしまう。まず動いてみて下さい。相手をじっとみて、思うがままに、瞬間的に動いてみて下さい」と。演劇と日常を隔てる、といった意識は、現代人には少し乏しいのかもしれません。仕事場での自分、プライベートでの自分、学校での自分、地域での自分、そして舞台上での自分。舞台上に立つ時に、俳優は様々な自分を背負っています。それをそのまま引きずる舞台作品が昨今多い事も事実ですが、改めて劇的な関係性を相手と築くのであれば、フラットな関係性から脱却しなくてはいけません。舞台はプレイです、遊びです、ゲームです。そんな視点を決して甘くみてはいけない。十分にプレーできるものが、フラットにも成り得るんじゃないか。などといった事を考えました。

参加者の皆さんが、即興というテーマに、四苦八苦しながらも、なんとか身体と頭とインスピレーションと格闘している様が、とても微笑ましくもありました。次回は、さらなる飛躍、脱却がはかられる事だと思います。

※二口ラボ、途中参加も可能です。ご興味持った方は、是非 laboアットマーくgekken.netまでご連絡下さい。(アットマークを@に変換して下さい。)
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